医療安全界隈で、KYTという言葉を耳にすると思う。
KYTとは、
危険(kiken) 予知(yochi) トレーニング(training)の頭文字をとったもので、
・危険を予知し、事故が起きる前に対策する
・作業中の危険に対する感受性や問題解決能力を高める
・危険ポイントや行動目標を潜在意識に強く訴える
ことである☝️

なぜKYTが有効か
誰もが事故を望んでおらず、安全行動が重要なのは頭では理解している。
安全行動は実行して初めて意味があるが、日常業務の忙しさ等から安全行動にまで気を配る余裕がない。
そこで☝️
KYTにより危険を実感し、安全行動に納得すれば誰でも習慣化できるようになる。
➡︎習慣化してしまえば業務が忙しくても負担なく実行できる
危険の感受性が鋭くなる。
➡︎現場作業での危険の予知、変化の察知が自然にできるようになる。

KYTの目標
①感受性を鋭くする
→危ないかな?なんとなく変? と気付きやすくなる
②集中力を高める
→行動の要所での危険ポイントで無意識に集中できるようになる
③モチベーションを高める
→KYT実践過程で意識が高まる

有効なKYT
実際に数人集まってKYTをやる際、
明らかに誤った行動をしているイラスト
または
いかにも危なそうな状況のイラスト
を用いて話し合いをしていたりする。
それでは全くもって意味がない。
小学生でもできる間違い探しをしているようなもんだ。

ではどんなイラストがいいかというと、
☝️なんの変哲もない普通の状況のものが良い。
・採血をしている
・医師から指示を受けている
・ダブルチェックをしている
・歩行訓練をしている
・吸引をしている
なんでもいい。
パッと見て何も危ない部分がないところから
どんなことが起こる可能性があるかを考える。
それが有効なKYTである。
間違い探しをしていても時間の無駄なので
有効なKYTを実践しよう😁

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