
看護師は業務が多忙で煩雑で、、
また患者に一番近いところであるため、
医療従事者の中で最もインシデントリスクが高い職種である。
そんな看護師の
”発生しやすいインシデントTOP3”についてご紹介💁♂️
①薬剤に関するもの
点滴や内服薬などの薬剤に関するものはやはり多い。
医師が指示を出す🧑⚕️
⬇︎
薬剤師が調剤💊
と言う経過を経るので、
(薬剤や規格の場合)合っているだろうというバイアスが少なからずある。

また冒頭でも書いたように、
看護師は患者に一番近いところ(処方指示〜投与までの過程の最終ポイント)であるため、
ミスにも色んなパターンがある。
🔹患者間違い
🔹投与時間の間違い
🔹薬の管理
🔹配薬ミス
🔹混注ミス
🔹投与忘れ
🔹落薬
🔹破損
など、、
看護師はそんな危険と常に隣り合わせなのである。
②チューブ類
続いて多いのは、
点滴ルート、ドレーン、膀胱留置カテーテル(以下「バルーン」)などのチューブ類のインシデント☝️
チューブ類のインシデントも
🔸抜去
🔸閉塞
🔸破損
🔸漏れ
🔸接続外れ
などがある。
経鼻カテーテルにおいては誤挿入もありますね。
患者が故意に抜いてしまうこともあれば、
何かに引っ掛けてしまったり、
固定が緩かったり、
捻れていたり、
など、いくつもの原因が考えられる。
バルーンに関しては、
”バルーン”と言う名の通り、膀胱内で風船🎈を膨らまして固定している。
仮にそれがそのまま抜けてしまった場合、
バルーンは尿道を傷つけながら抜けていくことになるためとても危険である⚠️
固定方法は、少し引っ張っても直接挿入部にテンションがかからない固定が望ましい🩹
ちなみに、
僕が以前働いていた病院🏥では、
術中に挿入されたバルーンが固定されておらずぷらんぷらんの状態で帰室。
帰室後も病棟では固定しないという風習でした。
リスクをみんなに周知し、バルーンを固定するよう訴えかけましたが、、
それも虚しく、、風習は変わることはありませんでした🙂↕️
※みなさんは絶対に固定するようにしてくださいね。

③転倒・転落
次に多いのが転倒・転落のインシデント☝️
車椅子への移乗時や歩行時、ベッドからの転落などが挙げられる。
入院しているのは高齢者👴が多く、
加齢に伴う筋力低下があること、
また術後の荷重制限があったり、夜間せん妄があったり。
いくらバリアフリーとはいえ、病院内は転倒リスクで溢れている。

正直、
転倒は健常者でも起こすことがあるため、仕方のない部分はある。
ただ、
センサー類を使っている患者に対し、
センサーのスイッチを入れ忘れたとか、位置がズレてたとか、抑制器具の選定が不適切だったとかは明らかに看護師の責任であるため、
定期的なアセスメントやこまめな確認をすることは必須である。

まとめ
看護師に多いインシデントを3つ挙げた。
もちろんこれ以外にも多くのインシデントがあるが、
☝️考えられるリスクを想像すること
☝️よく確認すること
これはどのインシデントに対しても同じく言えることである。
事故のない(少ない)看護業務を目指し頑張っていきましょう💪

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